エッセンシャルオイル ~Essential Oil~

エッセンシャルオイル Essential Oil
何世紀もの昔から受け継がれてきたハーブ(薬草)。植物の力と香りが、肌を、そして心とからだを癒します。植物の生命体とも呼ばれる"エッセンシャルオイル(精油)"について、すこしお話をしてみましょう。

植物をよく見ると葉または花びらの表面に小胞(エアセル)があるのが分かります。その他の種類例えば、ミント等には、小胞ではなく細くて白い毛があります。また、レモン、オレンジでは果物の皮が香りを発している場合もあります。このように植物の小胞、毛または皮の袋が精油を含んでいるのです。精油は、下記のように植物の「ある部分」から抽出すること

  • 花から抽出 カモミール、ラベンダー 葉から セージ、パチョリ、レモングラス 果物から 柑橘類、パニラ 木から ローズウッド、ヒマラヤスギ、白檀 根から ベチパー、アヤメ

精油は、全ての植物が供給するわけではありません。何百万という植物の中から、一定の植物のみが作り出せるのです。例えば米等からは抽出することはできないようです。精油を作りだす何千もの植物のうち150~200種類のみがアロマセラピーの治療効果があると言われています。また、1kgのバラの精油を作り出すにはおよそ2,000kgのバラの花びらが必要だということにも注目しなければなりません。精油を使った商品がなぜ高価なものであるかがお分かりいただけるでしょう。

History 精油の歴史

4万年前から現在に至るまで、私達人間は精油と共に歩んできました。化学がもたらした恩恵により精油は忘れ去られていましたが、近年その人気が復活し、そして明るい未来が約束されています。では、精油の歴史の主だった流れを回顧していきましょう。

7000-1000前

7000年前インド 芳香水剤(水に浸された植物)が作られた。
4000年前メソポタミア 芳香油はすでに知られており、伝染病の治療や宗教上の儀式等に使用。
3000年前インド シナモン、コリアンダー、ミルラ、生姜をベースにしたお風呂やマッサージ法が開発。
1000年前ペルシャ "医学界のプリンス"イブンシーナ(IBN SINA)が現代の「蒸留」法を確立。

15-20世紀 近代アロマセラピー発祥の地 フランス

15世紀 植物が全ての薬剤のもとになっており、当時の薬剤師はaromateri(アロマテリ)と呼ばれていました。
15世紀終わり 100種類以上の芳香油が作り出され使用されていました。
今でも、フランスの数多くの医薬品の製造に植物または精油が使用されています。
20世紀 工業および石油化学の発展で、精油は忘れられていきました。

現代 アロマセラピーは、ある研究者のやけどから

1930年 フランス人研究者、ガットフォッセ(GATTEFOSSE)は芳香油について膨大な研究を行い、アロマセラピーに関する数多くの文献を出版しました。彼は、研究所の火災の際に前腕にひどい火傷を負い、当時研究していたラベンダーの芳香油の中に反射的に腕をつっこみ、その数日後、彼は腕の皮膚が全く傷跡もなく完治していたことに予期せぬ驚きをおぼえた、という経験から、精油の肌の活性化への効果を直接そして無意識に試した最初の研究者でした。
1950年 軍医であったジャン・バルネ(Jean VALNET)博士は、軍の協力を得て芳香油の効力を数多くの兵士に試み、芳香油に関しての大衆向けの本を執筆しました。
1970年 ROIG研究所は、美容学に芳香油を初めて使用したフランスの研究所の一つであり、フィトアロマティックケアの初代センテラ(Centella)シリーズを製作しました。
1990年頃 芳香油は、医学的または化学的に作られた化粧品に代わるものとして、一般の人々によって改めて見なおされることになります。

Action 精油(エッセンシャルオイル)の作用

他の化粧品の成分を活性化させます。
精油により化粧品が素早く肌に浸透してゆき、化粧品の成分が持つ効果を高めます。
肌に様々な効果を与えます。
精油は私達の身体の色々な部位に有効に作用します。それは精油が皮膚を通じて浸透する成分だからです。
従って、細胞に直接作用することができるのです。
以下の表にあるように、精油によってその効能が異なることがおわかりいただけるでしょう。

Effectiveness 精油(エッセンシャルオイル)代表的な肌への効果

サイプレス、ゼラニウム、セージ、パセリ、レモンortie アストリンジェント(収斂)作用(毛穴をひきしめる。)
セージひきしめ効果
イランイラン、パセリ、ゼラニウム、ローズマリー、レモン皮膚細胞の組織を和らげ、しわを蘇生させる効果がある。
ティートゥリー、イランイラン、タイム殺菌効果(バイ菌を殺す)
パセリくすみをとり、顔色を明るくする効果。
タイム、ラベンダー、セージ、ローズマリー外傷に効果がある。
バジル、セージ、バーヴェイン、ラベンダー、マジョラム、メリッサリラックス効果。
タイム、ローズマリー、グローブ、オレガノ、ティートゥリー、
ラベンダー、セージ
ニキビ治療や予防に。
ローズマリー、セージ、マートル、タイム皮脂の分泌バランスを整えて、肌を活性する。
ユーカリプタス、レモン、シダー、セージ、サプレス、ティートゥリーセリュライトを減少させる効果。

E.V ROIG研究所 研究開発責任者 ミッシェル パピノー

元マルセイユ大学自然科学教授。モンペリエ大学フィトアロマコスメトロジー(植物芳香化粧品学)講師(2001年より)研究者、生物学のスペシャリスト、アロマテラピストとして、世界各国のエステティシャンおよび化粧品輸入業者の教育育成を担当。現在は、ナチュラルビューティーのスペシャリストとして、パリおよび世界中の美容学校での講演に忙しい毎日を過ごしています。

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